セッション参加アルバム
WAVES
jade warrior
Release : 1975 (Island ILPS 9318 / UK)
Session Tracks : Waves Part 1 / Waves Part 2
ジェイド・ウォーリアはジョン・フィールドとトニー・ドゥイグの二人によって70年代初頭に結成されたバンドで、電子音楽と民族音楽をミックスさせたアートロック趣向の強いサウンドが特徴。アイランドレコードと契約していた74年からの4年間はデュオとして活動し4枚のアルバムをリリース、これらは "Elements - The Island Anthology" というタイトルでまとめてCD化されている。スティーヴ・ウィンウッドは彼らの75年のアルバムに参加、 "Waves Part 1" でピアノソロを、"Part 2" でモーグソロを弾いている。なおバンド名は日本の「侍」を意味するもので、アンソロジーのほうも和風ジャケットとなっている。
GRAVITY
james brown
Release : 1986 (Scotti Brothers 40380 / US)
Session Track : How Do You Stop
スーパーファンクの帝王としてR&B界を代表するヴォーカリスト、ジェイムズ・ブラウン。テキサス出身で50年代初頭に自らのグループ、フェイマス・フレイムズを結成、56年には "Please Please Please" のヒットでソロデビューを果たす。60年代はスタイルを変えながらも精力的な活動を続け、その後もソウルミュージック界の王者として活躍している。スティーヴ・ウィンウッドは86年リリースの本作にて、"How Do You Stop" のリードシンセサイザーを担当している。
JESS RODEN & THE HUMANS
jess roden & the humans
Release : 1995 (Line LICD 9.01281O / Germany)
Session Track : Railroad Of Desire
ジェス・ローデンは60年代のソウルバンド、アラン・ボウン・セットのメンバーで70年代にはジェス・ローデン名義で数枚のアルバムを制作している。本作はジェス・ローデン&ザ・ヒューマンズとしてリリースしたアルバムで、スティーヴ・ウィンウッドは "Railroad Of Desire" にクレジットされており、パートは書かれていないがオルガンを弾いていると思われる。ジム・キャパルディも同曲でドラムスを担当しているほか、"Surrender To Your Heart" をローデンと共作している。またバンド名もジムが提案したネーミングのようだ。
OH HOW WE DANCED
jim capaldi
Release : 1972 (Island ILPS 9187 / UK)
Session Tracks : Eve / Love Is All You Can Try / Open of Your Heart
ジム・キャパルディのソロアルバムのほとんどにスティーヴ・ウィンウッドは参加している。ソロデビュー作の本盤にはクリス・ウッド、デイヴ・メイスン、リーボップ、リック・グレッチらも協力、リズムセクションにはマッスル・ショールズのデヴィッド・フッドとロジャー・ホーキンス、そしてキーボードにバリー・バケットを起用している。スティーヴは "Eve" でオルガン、"Love Is All You Can Try" でギター、それに "Open Your Heart" でオルガンとヴォーカルを担当。
WHALE MEAT AGAIN
jim capaldi
Release : 1974 (Island ILPS 9254 / UK)
Session Tracks : It's All Right / Summer Is Fading
セカンドアルバムでもマッスル・ショールズのプレイヤー3人をベースに、サード・ワールドのレミ・カバカ、ボンゾ・ドッグ・バンドのヴィヴィアン・スタンシャル、そしてリーボップらが参加。スティーヴ・ウィンウッドは "It's All Right" でパイプオルガン、"Summer Is Fading" でオルガンとベースを弾いている。またジャケットデザインはトラフィックでお馴染みのトニー・ライトが担当している。
SHORT CUT DRAW BLOOD
jim capaldi
Release : 1975 (Island ILPS 9336 / UK)
Session Tracks : Love Hurts / Goodbye Love / Living On A Marble / Keep On Trying / Boy With A Problem / Seagull
サードアルバムはトラフィック解散後にリリースされている。半数の曲でマッスル・ショールズのプレイヤーを起用し、クリス・ウッド、レミ・カバカ、リーボップ、ロスコ・ジーらも数曲でプレイしている。スティーヴ・ウィンウッドはシングルヒットした "Love Hurts" でピアノを、"Goodbye Love"、 "Living On A Marble"、 "Keep On Trying" ではギター、オルガン、ピアノを担当。さらに "Boy With A Problem" でシンセサイザー、"Seagull" ではアコースティックギター、メロトロン、ハープシコードと全面的にサポートしている。
FIERCE HEART
jim capaldi
Release : 1983 (WEA U 0057 / UK)
Session Tracks : Tonight You're Mine / Living on the Edge / Bad Breaks / Runaway / Back at My Place / That's Love / I'll Always Be Your Fool / Don't Let Them Control You / Gifts of Unknown Things
ソロ8作目の本アルバムではスティーヴ・ウィンウッドが全面的に協力しており、ジム・キャパルディと共同プロデュース、ドラムパタン・プログラミング、エンジニアにクレジットされている。演奏面でもギター、シンセサイザー、オルガン、ピアノ、マリンバ、ヴォーカルなどで全曲に携わっている。このほか "Tonight You're Mine" ではヴァン・モリスンがアコースティックギターを、"That's Love" ではスティーヴの前妻ニコルがバックヴォーカルで参加している。
DAUGHTER OF THE NIGHT
jim capaldi
Release : 1978 (RSO RS-1-3037 / US)
Session Track : I'm Gonna Do It
THE SWEET SMELL OF SUCCESS
jim capaldi
Release : 1980 (Carrere CAL 116 / UK)
Related Track : Going Home
LET THE THUNDER CRY
jim capaldi
Release : 1981 (Carrere CAL 123 / UK)
Session Track : Old Photographs
上記3枚のアルバムにおけるスティーヴ・ウィンウッドの参加状況は、まず米RSOからリリースされた第4作 "Daughter Of The Night" 収録の "I'm Gonna Do It" のギターソロを担当(ロスコ・ジーがベースを担当)、第6作の "The Sweet Smell of Success" 収録の "Going Home" をジム・キャパルディと共作(レコーディングには参加していない模様)、さらに第7作 "Let The Thunder Cry" 収録の "Old Photographs" でシンセサイザーをプレイしている。
SOME COME RUNNING
jim capaldi
Release : 1989 (Island ILPS 9921 / UK)
Session Tracks : Some Come Running / Something So Strong / You Are The One
LIVING ON THE OUTSIDE
jim capaldi
Release : 2001 (SPV 085-72512 CD / Germany)
Session Track : Riding The Storm
POOR BOY BLUE
jim capaldi
Release : 2004 (SPV 085-70412 CD / Germany)
Session Track : Unknown
久々にアイランドレコードからリリースされた "Some Come Running" にスティーヴ・ウィンウッドも協力しており、タイトル曲でキーボードとサイドヴォーカルを、"Something So Strong" でキーボードとギターを、"You Are The One" でバックヴォーカルを担当している。10年以上ものブランクをおいてリリースされた通算11作目のアルバム "Living On The Outside" の "Riding The Storm" ではシンセサイザーを演奏している。また未発表曲集 "Poor Boy Blue" でもギターとシンセサイザーを弾いているが曲の特定されていない。

OH HOW WE DANCED

WHALE MEAT AGAIN

SHORT CUT DRAW BLOOD

FIERCE HEART

SOME COME RUNNING
ELECTRIC LADYLAND
the jimi hendrix experience
Release : 1968 (Track 613008-9 / UK)
Session Track : Voodoo Chile
リトル・リチャードやアイズリー・ブラザーズのバックを務めていたジミ・ヘンドリックスは、67年に英国で "Hey Joe" や "Purple Haze" などのシングルを立て続けにヒットさせ、一躍スターダムに上り詰めた。またアメリカにおいても、6月のモントレー・ポップ・フェスティヴァルでセンセーションを巻き起こしたことは有名だ。ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、ドラムスのミッチー・ミッチェルとベースのノエル・レディングのトリオで、ヘンドリックスが70年にドラッグ中毒で命を落とすまでに3枚のスタジオ録音の傑作を残している。そのヴィルトゥオーソ的なギタープレイに加え、ブルーズやR&Bを消化しエレクトロニクスを駆使した独特のサウンド、ブルージーなヴォーカルなど、カリスマ的な要素を十分に兼ね揃えたミュージシャンだった。
本盤はジミ・ヘンドリックスが68年にリリースした2枚組の大作で、彼の作品中でも最高傑作の誉れが高い。中でもスティーヴ・ウィンウッドが参加する15分を越す "Voodoo Chile" はアルバム中の白眉で、ヘンドリックスのギターとスティーヴのオルガンをメインに、素晴らしくスリリングなインタープレイが繰り広げられている。本作の制作過程を解説したヴィデオには、ヘンドリックスが人気絶頂期にあったスティーヴとの共演を切望していた、という話が紹介されていて興味深い。なお本アルバムのレコーディングには、クリス・ウッドとデイヴ・メイスンも参加している。またスティーヴのソロアルバム "About Time" のボーナストラックに同曲の再演版が収録されている。
CRY OF LOVE
jimi hendrix
Release : 1971 (Track 2408101 / UK)
Session Track : Ezy Ryder
BLUES
jimi hendrix
Release : 1994 (MCA MCAD 11060 / US)
Session Track : Voodoo Chile Blues
ジミ・ヘンドリックスの死後にリリースされたアルバム群の中で71年の "Cry Of Love" と、97年に新編纂されたアルバム "First Rays Of The New Rising Sun" にスティーヴ・ウィンウッドとクリス・ウッドがバックヴォーカルで参加した "Ezy Ryder" が収録されている。そしてこの曲の別バージョンがボックスセット "The Jimi Hendrix Experience" に収録されている。またブルーズナンバーを集めた 94年の "Blues" には、 "Electric Ladyland" セッションで3テイク録音されたという "Voodoo Chile" のうち、第3テイクが "Voodoo Chile Blues" というタイトルで収録されている。

ELECTRIC LADYLAND

CRY OF LOVE

BLUES

FIRST RAYS OF...
HOT WATER
jimmy buffett
Release : 1988 (MCA 42093 / US)
Session Track : My Barracuda
米ミシシッピ州出身のジミー・バフェットは、最初ナッシュヴィルを本拠地にカントリー・ミュージシャンとしてデビュー。その後70年に活動拠点をフロリダに移し、トロピカル・フォークとロックをミックスした独特のスタイルで人気を獲得した。88年にリリースしたこのアルバムも南部アメリカのトロピカルなムードに満ち溢れており、ジャケットを含めて夏の海と浜辺が似合う陽気な作品だ。スティーヴ・クロッパーやジェイムズ・テイラーも参加しており、スティーヴ・ウィンウッドは "My Barracuda" でオルガンとバックヴォーカルを担当している。
WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS
joe cocker
Release : 1969 (Regal Zonophone SLRZ 1006 / UK)
Session Tracks : Do I Still Figure In Your Life / I Shall Be Released
苦みばしったソウルフルなヴォーカルが魅力のジョー・コッカーは、英国人ながらアメリカのスワンプロックに魅せられたミュージシャン。60年代初頭に英国でヴァンス・アーノルド&ジ・アヴェンジャーズを結成し、デッカからデビューするがほとんど話題にならなかった。その後60年代終わりにソロシンガーとしてデビューを果たし、ビートルズのカヴァー "With A Little Help From My Friends" を全英チャートのナンバーワンに送り込む。さらにレオン・ラッセルの協力を得てアメリカでの活動拠点を築き成功を収めた。本盤はコッカーが69年にリリースしたファーストアルバムで、スティーヴ・ウィンウッドは2曲でオルガンを弾いている。
JOE COCKER!
joe cocker
Release : Release : 1969 (Regal Zonophone SLRZ 1011 / UK )
Session Track : Dear Landlord
セカンドアルバムの "Joe Cocker!" も同じく69年のリリース。参加ミュージシャンの詳細はクレジットされていないが、ローリングストーン誌(70年6月11日付)によると、スティーヴ・ウィンウッドが "Dear Landlord" でベースを弾いていると、ジョー・コッカー本人が述べている。

WITH A LITTLE HELP...

JOE COCKER!
COME ON JOE
Jo-El sonnier
Release : 1987 (RCA 86374 / US)
Session Track : Rainin' In My Heart
ジョ=エル・ソニアはケイジャン系(ルイジアナ出身のフランス移民の子孫)アコーディオンプレイヤーで、10代で初レコーディングしデビューを果たしている。ケイジャン音楽とニューオリンズのR&Bをブレンドした独特のサウンドが特徴で、84年作 "Cajun Life For Rounder" はグラミー賞にノミネートされた。本作ではカントリーやロックなどの音楽要素も取り入れており、スティーヴ・ウィンウッドは "Rainin' In My Heart" でオルガンソロを弾いている。
INSIDE OUT
john martyn
Release : 1973 (Island ILPS 9253 / UK)
Session Tracks : Fine Lines / So Much In Love With You etc.
英国グラスゴー出身のジョン・マーティンは、スコットランドの伝統的なフォークをルーツとするソングライター&ギタリストで、デビューは68年。純粋なフォークロック的作風のものから、テープエフェクトを取り入れた実験的なもの、デュオ作品、ジャズ色の濃いものなど、アルバムごとにその作風に変化を加えている。本作には明確なクレジットはないが、スティーヴ・ウィンウッドは "Fine Lines" など数曲でピアノとベースを弾いているようだ。またクリス・ウッドとレミ・カバカも参加している。なお本作から "Fine Lines" を含む2曲が、94年の編集盤CD "Sweet Little Mysteries" に収録されている。
ONE WORLD
john martyn
Release : 1977 (Island ILPS 9492 / UK)
Session Tracks : Dealer / One World / Smiling Stranger / Couldn't Love You More / Certain Surprise / Small Hours
スティーヴ・ウィンウッドは本作において全8曲中6曲に参加、タイトル曲と "Certain Surprise" でエレクトリック・ピアノ、"Dealer" と "Smiling Stranger" でモーグ・シンセサイザー、"Couldn't Love You More" でオルガン、"Small Hours" でモーグ・シンセサイザーとオルガンを演奏している。また本作から6曲が編集盤CD "Sweet Little Mysteries" に収録されたが、そのうち5曲がスティーヴ参加曲となっている。なお本作は2004年にデラックス・エディションでリリースされており、アウトテイクや別ヴァージョンを収録、スティーヴも関与していると思われる。

INSIDE OUT

ONE WORLD
JULIE COVINGTON
julie covington
Release : 1978 (Virgin V 2107 / UK)
Session Tracks : By The Time It Gets Dark / Sip The Wine / Let Me Make Something In Your Life
英国の女流シンガー、ジュリー・コヴィントンは70年代初頭にデビュー。本作は選曲が魅力的な1枚で、リチャード・トンプソン、ジョン・レノン、ケイト・ブッシュなどのカヴァーを洗練されたアレンジで歌っている。特にアンディ・フェアウェザ・ロウの名作 "Dancing In The Dark" は必聴。またこのアルバムにはスティーヴ・ウィンウッド作曲の "Let Me Make Something In Your Life" のカヴァーを収録しており、同曲を含む3曲でスティーヴはオルガンを担当している。またCD化の際にサンディ・デニーとアリス・クーパーのカヴァー2曲が追加収録された。
CORNER OF EDEN
kathy troccoli
Release : 1998 (Reunion 02341 0007 2 / US)
Session Track : He Will Make A Way
キャシー・トラッコリはニューヨーク生まれのシンガー。高校のタレントショーでキャロル・キングを歌ったのが初ステージで、82年にはデビューアルバムをリリースしている。本作のリリース前のリポートでは、トラッコリの新作セッションの中の2曲について、スティーヴ・ウィンウッドを含む複数のミュージシャンがナッシュヴィルのスタジオに招かれたと伝えられたが、アルバムクレジットではスティーヴの関与は1曲のみ、"He Will Make A Way" でハモンドオルガンを弾いている。