セッション参加アルバム
OVERNIGHT SENSATIONAL
sam moore
Release : 2006 (Rhino R2 77618 / US)
Session Track : Ain't No Love
サム・ムーアはデイヴ・プレイターとのソウルシンガーコンビで62年にサム&デイヴとしてデビュー、スタックス・レーベルから "Hold On I'm Comin'" や "Soul Men" などのビッグヒットを連発し黄金期を築いた。本作はサム・ムーアがゲストミュージシャンと共演したソロアルバムで、スティーヴ・ウィンウッドは "Ain't No Love" でヴォーカルとハモンドB3を演奏している。音楽誌ストレンジデイズ掲載のインタヴューによると、スタジオで実際に共演せずにファイル交換によるオーバーダブで完成させた曲も多いらしく、スティーヴとの場合もそうだったという。ただスティーヴは共演を望んでいたようだ。
RENDEZVOUS
sandy denny
Release : 1977 (Island ILPS 9433 / UK)
Session Tracks : One Way Donkey Ride / Gold Dust
英国出身のサンディ・デニーは60年代後半にフォークバンドのストローブスにてアルバム1枚をリリースし、その後フェアポート・コンヴェンションに加入。女流フォークシンガーとして注目を集めるが、78年に転落事故で命を落としてしまう。しかし英国フォーク&トラッドシンガーとしての名声は今なお高い。本作は77年リリースのソロアルバムで、スティーヴ・ウィンウッドは "One Way Donkey Ride" でエレクトリックピアノとオルガンを担当、"Gold Dust" でもオルガンを弾いているようだ。
THE ATTIC TRACKS 1972 -1984
sandy denny
Release : 1995 (Raven RVCD-46 / Australia)
Session Tracks : Still Waters Run Deep / Easy To Slip
こちらの編集盤CDにはスティーヴ・ウィンウッドがオルガンで参加した2曲が収録されていおり、共に "Rendezvous" セッションでレコーディングされた曲。なお05年の "Rendezvous" リマスター化の際にこの2曲はのボーナストラックとして収録された。

RENDEZVOUS

THE ATTIC TRACKS
LIVE AT MONTREUX 2004: HYMNS FOR PEACE
santana
Release : 2007 (Eagle Eye 39144 / US)
Session Track : Why Can't We Live Together
ギタリストのカルロス・サンタナを中心とした米国のラテンロック・バンド、サンタナの2004年7月開催モントルージャズ・フェスティバルでのライヴを記録したDVD。同ライヴにてサンタナはチック・コリアやハービー・ハンコックら豪華ゲスト陣を招き、マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーン、ボブ・ディランなどの名曲を披露している。スティーヴ・ウィンウッドはハモンドオルガンで "About Time" 収録ティミー・トーマスのナンバーを共演している。
CONTRIBUTION
shawn phillips
Release : 1970 (A&M AMLS 978 / UK)
Session Track : For RFK JFK & MLK
ショーン・フィリップスは著名なスパイ小説家の息子で、テキサス出身だが少年時代から世界各地を転々とした。独特の感性を持ったシンガソングライターで、その音楽はフォークやクラシックからの影響も強い。また12弦ギターなどを弾きこなすギタリストであり、早い時期からシタールにも興味を抱いていたようだ。68年にロンドンに渡った際にトラフィックのメンバーの協力を得てアルバムを制作するが、当時は無名のミュージシャンだったことからリリースまで2年以上待たなければならなかった。デビュー作の本盤で、クレジットにはないがスティーヴ・ウィンウッドは "For RFK JFK & MLK" でピアノを弾いているようだ。また初期トラフィックのメンバー4人のほかに、エリック・クラプトンも1曲参加している。
FACES
shawn phillips
Release : 1972 (A&M AMLS 64363 / UK)
Session Track : Parisien Plight II
このサードアルバムにもスティーヴ・ウィンウッドは参加しており、 "Parisien Plight II" でオルガンとベースオルガンを弾いている。この曲のセッションはセカンドアルバム "Second Contribution" の時で、フィリップスは20歳そこそこのスティーヴが、巧みにオルガンを弾きこなすのに驚嘆した、と語っている。

CONTRIBUTION

FACES
SPOOKY TWO
spooky tooth
Release : 1969 (Island ILPS 9098 / UK)
Session Track : I've Got Enough Heartaches
スプーキー・トゥースはプログレッシヴな方向性を合わせ持った英国のブルーズロックバンド。ディープ・フィーリングのメンバーだったルーサー・グローヴナーや、アメリカ人シンガーのゲイリー・ライトなどがオリジナルメンバー。アイランド所属のバンドで本作はセカンドアルバム、プロデュースはジミー・ミラーが担当している。明確なクレジットはないがスティーヴ・ウィンウッドは本盤に参加しているらしく、ゲイリー・ライトによると "I've Got Enough Heartaches" でピアノを弾いているという。
ON THE ROAD - FARMINGVILLE, NY
the string cheese incident
Release : 2003 (SCI Fidelity Records / US)
Session Tracks : I'm A Man / Parker's Blues / San Jose etc.
ストリング・チーズ・インシデントはコロラド州のボルダーで結成されたジャムバンド。ブルーグラス、ジャズ、ラテン、ファンク、アフロなど多様な音楽をベースに繰り広げられるライヴパフォーマンスで注目を集めている。メンバーはカイル・ホリングスワース、マイケル・カン、キース・モーズリー、ビル・ナーシ、マイケル・トラヴィスの5名。スティーヴ・ウィンウッドは新レーベル絡みの繋がりもあり、02年のボナルーコンサートで共演したのに続き、翌年8月にも彼らのステージ(ニューヨーク州 ファーミングヴィル)のオープニングアクトに登場している。その時の演奏を収めたのがこのアルバムで、スティーヴは "About Time" のメンバーと "I'm A Man" などを演奏している。
LIFEBOAT
sutherland brothers & quiver
Release : 1972 (Island ILPS 9212 / UK)
Session Tracks : Where Do We Go Wrong / All I Got Is You / Real Love
サザーランド・ブラザーズは、70年にイアンとゲイヴィン兄弟によって結成されたフォークロック・デュオ。彼らのデモテープを聴いたマフ・ウィンウッドの仲介で、アイランドと契約を結んだ。72年リリースの本作はマフがプロデュースを担当、ロッド・スチュワートのカヴァーで有名な "Sailing" が収録されている。スティーヴ・ウィンウッドは "Where Do We Go Wrong" でオルガンを、その他の2曲でピアノを弾いている。またこのアルバムは英国とアメリカで編集内容が異なっており、"All I Got Is You" を含む数曲がアメリカ盤では別曲と入れ替えられている。
THE COLOUR OF SPRING
talk talk
Release : 1986 (EMI EM 3506 / UK)
Session Tracks : Happiness Is Easy / I Don't Believe In You / Living In Another World
トーク・トークはマーク・ホリスを中心に81年に結成されたバンド。デビュー盤はバンドの意向に反して流行のシンセポップ路線を強調した作風だったが、83年のセカンドアルバムからは軌道修正し、91年のラストアルバムまで哀愁感のあるヴォーカルと深い詩を特徴とした独特の音世界を創り上げていった。本盤にてスティーヴ・ウィンウッドは3曲でオルガンを弾いている。トーク・トークはスティーヴとのセッションの際にシンセサイザーを使わずにハモンドオルガンとピアノだけを望んだようで、スティーヴはそんな彼らのアプローチを歓迎している。ただしスティーヴ自身は、デジタル楽器の価値を認めるスタンスであると続けて語っている。
BREAK EVERY RULE
tina turner
Release : 1986 (Capitol EST 2018 / UK)
Session Track : Afterglow
テネシー出身のティナ・ターナーは、10代から歌い始め18歳でアイク・ターナーのツアーに参加。50年代後半にはアイク&ティナ・ターナーのリードシンガーとなり、70年代にかけて絶大な人気を博した。その後ザ・フーの映画版 "Tommy" に出演、80年代にはソロシンガーとしても大きな成功を収めている。本作にはスティーヴ・ウィンウッドが参加しており "Afterglow" でシンセサイザーソロを弾いている。
REGGAE GOT SOUL
toots & the maytals
Release : 1976 (Mango MLPS 9374 / US)
Session Tracks : Premature / Living In The Ghetto
ザ・メイタルズはフレデリック・トゥーツ・ヒバートを中心に、60年代初頭に結成されたレゲエグループの代表格。ヒバートのソウルフルなヴォーカルと、ゴスペルやスカを取り入れたサウンドは圧倒的な力強さがあり、メンバー全員の出身地であるジャマイカではもちろん、特に60年中頃〜70年代前半にかけては英国でも大きな注目を集めた。スティーヴ・ウィンウッドが共演した76年の頃には、トゥーツ&ザ・メイタルズにグループ名を変更している。本アルバムでスティーヴは "Premature" でピアノを、"Living In The Ghetto" でオルガンを担当している。
BLUES BROTHERS 2000
various artists
Release : 1998 (Universal UD 53116 / US)
Session Tracks : How Blue Can You Get / New Orleans
ジョン・ランディス監督映画 "Blues Brothers 2000" のサントラ盤。映画の出演者はBBキング、ボ・ディドリー、ジェイムズ・ブラウン、エリック・クラプトンとかなり豪華で、スティーヴ・ウィンウッドは彼らと共にルイジアナ・ゲイター・ボーイズというバンドメンバーの一員に扮し、2曲でキーボードと一部ヴォーカルを担当している。本編ではほんの一言だがセリフもある。またDVDには映画のメイキングシーンが収録されており、スティーヴの姿もわずかだが見ることができる。ブルース・ブラザーズはかつて "Gimme Some Lovin'" をカヴァーしており、メンバーのダン・エイクロイドとジム・ベルーシは、スティーヴの97年9月のライヴでこの曲のバックヴォーカルを務めている。
THAT'LL BE THE DAY
various artists
Release : 1973 (Ronco MR 2002-3 / UK)
Session Tracks : That's All Right Mama / Get Yourself Together
歌手デヴィッド・エセックス主演の73年公開の映画 "That'll Be The Day" のサントラ盤で、主にビートルズ以前の音楽をフィーチャーしている。72年10月のNME誌は、このサントラ盤にスティーヴ・ウィンウッド、ジャック・ブルース、ピート・タウンゼント、グラハム・ボンドらが参加していると伝えている。同盤は2枚組でA〜C面にオールディーズを収録、D面にはデヴィッド・エセックスやビリー・フューリーらの曲を収録している。スティーヴはビリー・フューリーの歌う2曲でオルガンをプレイしているようだが、明確なクレジットはない。また映画にはザ・フーのキース・ムーンが出演しており、彼らの "Long Live Rock" が同サントラ盤に収録されている。
TWO ROOMS
CELEBRATING THE MUSIC OF ELTON JOHN & BERNIE TAUPIN
various artists
Release : 1991 (Polydor 845749-2 / US)
Session Track : Burn Down The Mission
エルトン・ジョンとパートナーの作詞家バーニー・トーピンの曲を、他のミュージシャンがカヴァーした編集盤。スティーヴ・ウィンウッドはフィル・コリンズが歌う "Burn Down The Mission" のバックでオルガンを弾いているだけで、メインメンバーとして参加しているわけではない。その他の参加ミュージシャンは、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワート、ザ・フー、ティナ・ターナーなど。映像でもリリースされている。

BLUES BROTHERS 2000

THAT'LL BE THE DAY

TWO ROOMS
MEN OPENING UMBRELLAS AHEAD
vivian stanshall
Release : 1974 (Warner Bros K 56052 / UK)
Session Tracks : Afoju Ti Ole Riran / Truck-Track / Yelp, Bellow, Rasp Et Cetera / Prong / Redeye / How The Zebra Got His Spots / Dwarf Succulents / Bout Of Sobriety / Prong And Toots Go Steady / Strange Tongues
LAKONGA (Single)
vivian stanshall
Release : 1974 (Warner Bros K 16424 / UK)
Session Tracks : Lakonga / Baba Tunde
ヴィヴィアン・スタンシャルは元ボンゾ・ドッグ・バンドのメンバーで、スティーヴ・ウィンウッドとはトラフィック時代〜ソロにかけて数曲共作している。スタンシャルは独特の感性を持つミュージシャンで、その才能はスティーヴも高く評価していたようだ。スタンシャルが74年に発表した初ソロアルバムの本作でスティーヴは全曲でベースを、"Strange Tongues" でオルガンを弾いている。また "Prong And Toots Go Steady" には、ジム・キャパルディやリック・グレッチ、リーボップも参加している。同年にシングル "Lakonga" もリリースされており、スティーヴはオルガンを担当、B面のアルバム未収録 "Baba Tunde" でもピアノを弾いていると思われる。
SIR HENRY AT RAWLINSON END
vivian stanshall
Release : 1978 (Charisma CAS 1139 / UK)
Session Tracks : Aunt Florries' Waltz / Interlewd / The Rub / Wheelbarrow / Fool And Bladder / Endroar / Endroar / Papadumb
本盤はヴィヴィアン・スタンシャルが脚本を書き、BBCのラジオドラマとして放送されたサー・ヘンリーの物語をベースにしたアルバム。スティーヴ・ウィンウッドはピアノやミニモーグに加えて、以下のような様々な楽器をプレイしているので注目される。"Aunt Florries' Waltz" と "Interlewd" でチェレスタ、"The Rub" でパイプオルガン、 "Wheelbarrow" でバンジョリン、"Fool And Bladder" と "Endroar" でマンドリン、"Endroar" でアコーディオン、そして "Papadumb" ではバラライカ。
TEDDY BOYS DON'T KNIT
vivian stanshall
Release : 1981 (Charisma CAS 1153 / UK)
Session Track : Unknown
このアルバムはヴィヴィアン・スタンシャル入魂の作ともいえる好内容の一枚。本作のクレジットにはスティーヴ・ウィンウッドの名前は記されていないが、クリス・ウェルチの伝記によると、スティーヴはこのアルバムにもセッション参加しているようだ。なおスタンシャルは95年、自宅の火災により命を落としている。

MEN OPENING...

SIR HENRY AT...

TEDDY BOYS DON'T KNIT
LIVE - FEATURING THE ROCK OPERA TOMMY
the who
Release : 1989 (CBS 19V-49028 / US)
Session Track : Eyesight To The Blind
ザ・フーは89年の結成25周年記念ツアーのライヴ公演でロックオペラ "Tommy" を再演しており、8月のロサンジェルス公演の模様が映像でリリースされている。スティーヴ・ウィンウッドはこれにゲスト出演しており、サニー・ボーイ・ウィリアムスン作の "Eyesight To The Blind" でギターとヴォーカルを担当。その他の出演者(役割)はフィル・コリンズ(アーニーおじさん)、ビリー・アイドル(いとこのケヴィン)、エルトン・ジョン("Pin Ball Wizard" を歌う村の若者)など。映像では "Tommy" の全曲演奏後、ザ・フーのメンバーにより代表曲を演奏する。2005年には "Tommy And Quadrophenia Live" としてDVDリリースされた。
DANCING FOR THE MENTAL HEALTH
will powers
Release : 1983 (Island 7 90102-1 / US)
Related Tracks : Dancing For Mental Health / Opportunity / Kissing With Confidence / Will Powers / All Thru History / Happy Birthday
ウィル・パワーズはニューヨークのロック写真家リン・ゴールドスミスが考案したプロジェクト。メンタルヘルス(精神的健康)文学に影響を受けた彼女が、これと音楽との融合を目指して計画したもので、スティーヴ・ウィンウッドをはじめ多くのミュージシャンが同プロジェクトに参画している。デジタル処理により男性ヴォイスに変換したゴールドスミスの心理的アドヴァイスを、ダンスミュージックに取り入れたもので、一種のヒーリングミュージックといえよう。スティーヴは他の参加メンバーと一緒に「ウィルパワーズ・サポーター」としてクレジットされており、タイトルナンバーなど6曲を他のメンバーと共作しているが、演奏パートに関する詳細は不明。
SUNSHINE SUPER FROG
wynder K.Frog
Release : 1967 (Island ILPS944 / UK)
Related Tracks : Unknown
スティーヴ・ウィンウッドがブラインド・フェイスとして活動している時期に、他のトラフィックのメンバーとユニットを組んでいたことがある、英国のキーボード奏者ワインダ・K.フロッグ(ミック・ウィーヴァー)のソロアルバム。レコードコレクターズ誌(Vol.27)によると、本作においてスティーヴ・ウィンウッドはジミー・ミラーとの共同プロデューサーとして参加、またトラフィックのメンバーがセッションで参加している模様。本作には "Somebody Help Me" や "Incense" などSDGやスティーヴと関連のある曲が収録されているほか、05年に再発されたCDにはSDGの "I'm A Man" のカヴァーが追加されている。
BLUESUGER
zucchero (sugar fornaciari)
Release : 1998 (Polydor 559 388 2 / Italy)
Session Tracks : Arcord (Thin Air) / Eccetera Eccetera (More Than This)
ズッケロ(本名アデルモ・フォルナチァーリ)はイタリア出身のシンガーで、83年の "Un po' di Zucchero" がデビュー盤。当時はポップス色が強かったが、87年のアルバム "Blues" 前後からR&Bシンガーとして活躍、ランディ・ジャクソンほか多くの外国人ミュージシャンとの共演もある。ズッケロとは小学校の先生がつけたニックネームで、意味は「砂糖」。本作でスティーヴ・ウィンウッドは2曲でハモンドオルガンを弾いている。ズッケロのアルバムはヴォーカルパートをいくつかの言語で録音し別々にリリースすることが多く、この2曲も英語とイタリア語の2ヴァージョンがある。