HOME > DISCOGRAPHY > SOLO WORKS
ALL WORKS | SOLO WORKS | TRAFFIC | SPENCER DAVIS GROUP | OTHER WORKS

スティーヴ・ウィンウッド・アルバムガイド (CHRONICLES)

CHRONICLES

Steve Winwood

Side A
01. Wake Me Up On Judgment Day
02. While You See A Chance
03. Vacant Chair
04. Help Me Angel [ New Version ]
05. My Love's Leavin'

Side B
06. Valerie [ New Version ]
07. Arc Of A Diver
08. Higher Love
09. Spanish Dancer
10. Talking Back To The Night [ New Version ]

Producer (New Versions) : Tom Lord Alge

Engineer (New Versions) : Tom Lord Alge

Remix (New Versions) : 1987 (Sixteen Avenue Sound, Nashville)

Release : Oct.1987 (Island SSW 1 / UK)

アルバムについて

アイランドレコードへの置き土産として87年にリリースされたベスト盤で、スティーヴ・ウィンウッドは翌年の "Roll With It" からヴァージンレコードに移籍した。本作はスティーヴの過去4枚のソロアルバムから10曲をピックアップした編集盤で、ファーストアルバムからは1曲、その他のアルバムからは3曲づつ均等に選ばれている。注目は3作目 "Talking Back To The Night" からの3曲。大ヒットした前作 "Back In The High Life" のエンジニア、トム・ロード・アルジが、ナッシュヴィルのスタジオで新たにリミックスを施した新ヴァージョンがここに収録されている。彼は次作でもエンジニアとして、またスティーヴとの共同プロデューサーとして活躍している。

新ヴァージョンの3曲にはドラムスをはじめいくつかの楽器の差し替えや追加がなされ、自宅録音でシンプルだったサウンドがかなりパワフルに甦っている。特に "Valerie" のリミックスは成功しており、2度目のシングルリリースで前回以上のヒットを記録した。そしてこの曲以上にセンス良く生まれ変わったのが、"Talking Back To The Night" だ。ブルージーなサックスが新たに加えられ、本来この曲が持っていたロマンチックでどこが危険な夜の雰囲気がさらにリアルに再現されている。もう1曲の "Help Me Angel" も控えめながら、音像を豊かにするようなリミックスが施されている。

その他の曲は、スティーヴ・ウィンウッドが個人的に思い入れの強いものが選ばれたりもしているが、初期ソロ作品を手軽に楽しむのには適しているかも知れない。自宅録音でたった一人で創り上げた曲と、大勢のセッションミュージシャンを招いた曲の音色の違いは明確だが、基本的な部分ではどれもスティーヴらしいセンスに溢れていて、トータル的に聴いても違和感はあまりない。またこのアルバムはベスト盤ながらプラチナレコードを獲得しており、当時のスティーヴの人気が非常に高かったことを証明している。

CHRONICLES