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トラフィック・アルバムガイド (LIVE AT SANTA MONICA)

LIVE AT SANTA MONICA

Traffic

LD
01. The Low Spark Of High Heeled Boys
02. Light Up Or Leave Me Alone
03. John Barleycorn
04. Rainmaker
05. Glad
06. Freedom Rider
07. Forty Thousand Headmen
08. Dear Mr.Fantasy

Producer : Taylor Hackford

Musicians : Steve Winwood (vo,g,p,org), Jim Capaldi (vo,perc), Chris Wood (fl,sax,org), Reebop Kwaku Baah (perc), Roger Howkins (dr), David Hood (b)

Recording : Feb.1972 (Civic Auditorium, Santa Monica)

Release (VHS) : 1986 (RCA 60729 / US)

Release (LD) : 1991 (Video Arts VALS 3250 / Japan)

Release (DVD) : 2008 (Cherry Red Records PPCR019 / US)

ライヴフィルムについて

米国カリフォルニアのサンタモニカ市公会堂における72年2月1日のショウを収録した映像作品。公演はアリーショウとレイトショウの2部構成だったので、その両方を編集していると思われる。演奏曲目には当時の代表的な作品が並んでいて、映像の質やカメラワークも申し分ないのでファン必見の貴重なフィルムだろう。

この頃のトラフィックらしくインタープレイを重視した演奏となっており、スティーヴ・ウィンウッドは "The Low Spark 〜" でピアノを、"Rainmaker" や "Forty Thousand Headmen" ではアコースティックギターを、"Glad" や "Freedom Rider" ではオルガンをプレイしており、曲ごとにマルチプレイヤーぶりを発揮している。"Dear Mr. Fantasy" やジム・キャパルディがノリにのったヴォーカルを披露する "Light Up 〜" では、愛用していたグリーンのギブソン・ファイアーバードにも注目、カメラはスティーヴのギタープレイをしっかりと捉えているので間近で堪能できる。

また "John Barleycorn" ではスティーヴ・ウィンウッドとジム・キャパルディのデュオを観ることができるし、"Rainmaker" ではリーボップ・クワク・バーによる白熱のパーカッションソロが後半で炸裂する。クリス・ウッドは決して目立つことはないが、全編を通じてバンドの要ともいえる独特のジャズフレーバーを演奏に盛り込んでいる。フルートやサックスはもちろん、オルガンを弾くシーンもあるのでこれもまた珍しい。ジムはドラムスから離れていた時期なのでパーカッションとヴォーカルに徹しているが、それでもイタリア系らしいノリで一貫して陶酔状態に陥っているのが印象的だ。またリズムセクションはマッスル・ショールズのデヴィッド・フッドとロジャー・ホーキンスで、メンバーの演奏をしっかりとサポートしている。

なお、ここで紹介したLDは91年に初めて国内盤として発売されたものだが、欧米におけるこの映像の初出は80年代中頃だと思われる。その際は別ジャケットでのリリースだったようだ。また08年には再びジャケットを新装して Cherry Red Records より米輸入盤DVDフォーマットにてリリースされた。

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