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レイ・チャールズ (RAY CHARLES)

レイ・チャールズ

Ray Charles

レイ・チャールズは1930年9月23日、ジョージア州オルバニで生まれ、まもなくフロリダに移住。6歳の時に緑内障で失明し、盲人学校で作曲とピアノなどの楽器演奏を習得した。10代で両親を亡くしたことでミュージシャンとしての活動は幼少の頃から始めており、40年代後半には初レコーディングも行っている。レイ・チャールズの最初のヒットとして記録されているのは、51年の "Baby, Let Me Hold Your Hand"。

ジャズやブルーズのスタイルを取り入れたサウンドとゴスペル風の力強くソウルフルなヴォーカルは、黒人ソウルシンガーの先駆であると同時に、ロック音楽に与えた影響も計り知れない。デビューから長期に渡り活動を続けてきたレイ・チャールズだが、04年6月10日、肝不全のためロサンゼルス・ビバリーヒルズの自宅で死去、享年73歳だった。

レイ・チャールズが52〜59年にかけてアトランティックに在籍していた時期は、とりわけR&Bシンガーとしての魅力が凝縮された期間だ。3枚組のボックスセット "The Birth Of Soul" は、アトランティック時代の音源の中でも特にR&B色の濃いナンバーを53曲セレクトした好盤で、曲順は年代順に収録されている。初期〜中期にかけてはブルージーなR&Bやゴスペル風の曲が多く、独自のスタイルを確立した中期から後期にかけては、秀逸なR&Bを堪能できる。かなり密度の濃い3枚で聴き応え十分だ。また音楽活動50周年記念でライノが企画した5枚組ボックスセット "Genius & Soul" は、49年〜93年までの幅広い期間を網羅した集大成的な内容となっている。

スティーヴ・ウィンウッドがレイ・チャールズに大きな影響を受けたことは言うまでもない。特にスペンサー・デイヴィス・グループ時代のヴォーカルはレイ・チャールズ風であり、それはスティーヴが10代の頃に彼のレコードを聴き、そのヴォーカルスタイルを懸命にコピーしていたからだ。ちょうど変声期の頃に歌いまくっていたら、彼のような声になっていたという話は有名だ。スティーヴが歌ったレイ・チャールズのレパートリーは、"Georgia On My Mind" と"I'll Drown In My Own Tears" が挙げられる。

RAY CHARLES
THE BIRTH OF SOUL